ツイッターで軽く触れた通り、エルフォルクの引退が決まりました。
キャロットクラブに入会した時の出資馬一号でした。
引退決定までの経緯や、決定した時の思いなど綴って行くつもりです。
では、引退発表の更新を確認しましょう。
未勝利引退決定
エルフォルク(メス 3歳)
23/7/26
「前回の内容がまずまずだったので今回もという思いでいたのですが、考えていたようなレースをお見せすることができず申し訳ございませんでした。
流れに乗れなかったことが大きかったのは確かだと思いますが、ロスなく立ち回って脚を溜めて後半に賭けても、前を捕えるどころか差を詰めることすらできませんでしたね…。
稽古の動きから調子の良さを感じていただけに、正直なところ、今回の内容を見ると期間内に勝ち切ると自信を持って言い切れないですね…。
最初に見せてもらったころから良い印象を持っていましたし、トレセンに来ても動ける馬でチャンス十分と思っていたのですが、途中から脚元の不安と戦いながらになりました。
馬もそういった不安を抱えながらで走り切れないときもあったのだと思います。
最近はその不安もだいぶ癒えてはいたのですが、チャンスをものにすることができず誠に申し訳ございません」(中舘師)
2歳の5月に初入厩を果たすことができたように育成自体はまずまず順調に行き、トレセンでの調教でも上々の動きを見せていたのですが、秋のデビューもそれ以降も、なかなか思うような走りを見せられずにいました。
途中から球節部の不安を抱え、ケアを施しつつの調整を進め、レースも条件を変えながら探ってきたところ、芝の1200m戦にした前走で浮上のキッカケを掴みかけたかに思えましたが、続けた今回、残念ながら良さを発揮できませんでした。
発馬と枠の関係で流れに乗り切れなかったことに尽きると思いますが、ロスなく立ち回ったのにも関わらず前に迫ることができなかったあたりを見るとかなり厳しく、残りの期間でガラッと変わることを望むのは難しいと言わざるを得ません。
そのような状況から中舘英二調教師と協議を行った結果、ここで現役続行を断念し、競走馬登録を抹消することとなりました。
会員の皆様にはまことに残念なことと存じますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。なお、本馬に出資されている会員の方へは追って書面を持ちましてご案内いたします。
前走の感想は関係者とほぼ同じですね。
競走馬登録の抹消の判断も適正で支持してます。
JRAからの給付金も満額貰えるタイミングでの引退ですから。
短距離路線に行った前々走で少し希望を見出しましたが、前走のキレの無い脚を見て未勝利引退だと確信しておりました。
22/5/19
19日はにゲート試験を受け、見事に合格しました。
「昨日の午後、そして今朝の様子を見てトライしてみてもいいかなと思い、今日ゲート試験を受けてみることにしました。
結果は、無事合格です。育成時代の様子からちょっとうるさいかなと思っていたのですが、今のところ大人しく素直に対応してくれることもあって、特別速いわけではないものの問題が目立つことはありませんでした。
無事にクリアしてくれてホッとしていますが、今日の様子を見てもちょっと硬さが目立ちますね…。
肩が立っているのもあるのでしょうが、体を思うように使えないことも影響しているのかなと思います。あと、一番は体力でしょうね…。
厩舎まわりの運動でも森林馬道を散歩させるだけでもびっちょりとなるくらい汗を掻いてしまいます。
イレ込み癖があるのならばまだしも、今のところはそういうわけでもないのにこの様子を見せているということを考えると、根本的な体力がまだ備わっていないと言えそうです。
早期移動できたので早期デビューを期待される方もいらっしゃるかもしれませんが、現状のままだといい走りを期待することは酷そうです。
背中の感触などを考えると勝ちあがれるだけの素質は感じていますから、今は慌てず、しばらく時間をかけて成長を図ることができればと思っています」(中舘師)
キャロットクラブへの縁を結んでくれた仔としては感謝していますが、出資馬としては少しドライな言い方になるかもですが過度な期待はしないように心がけておりました。
一口馬主DB内での出資理由でも当時のキャロットクラブ入会チャレンジ馬との見方が大方でした。
今は1.5次終了時点の売れ残りからの募集で入会出来るかの運ゲーでしたが、当時は会員で埋まらないだろうと思われる馬を選ぶと言う出資馬選びの逆セオリーでの出資でした。
2歳の5月時に入厩と言う意味では現2歳馬よりも優秀で、中館師も勝ち上れるだけの素質を感じているコメントをされていました。
5月時点で体力の問題も指摘していましたが、まあ若いし仕方ないと軽視していた点も有りました。
このコメントが出るまでは・・・
未勝利引退を確信した更新
23/4/23
23日の福島競馬では上々のスタートを切り好位2番手につける。
いい形で勝負どころへ向かえたかに思えたが直線へ向くと踏ん張ることができず後退し、9着。
「脚元のことがあるので強く攻めてくることこそできなかったものの、コンスタントに動かしてきてまずまずの状態で送り出せたように思えました。
レースは上手で、スッといい位置に楽につけて運べていたんですけれどね…。
ジョッキーに聞くと“持っている間はいいのですが、放すとバラバラになってしまいました…”ということで、背腰の弱さから踏ん張り切れないようですね…う~ん…。
鍛えたいけれど脚元がしっかりしていないため無理はできないし、悩ましいです。
結果にかかわらず詰めて使うのは現状得策とは言えないので、回復を少しでも早く促すために美浦に戻さず、競馬場からこのまま山元トレセンへ放牧に出して、現地の状況を見ながら次走を模索していきます」(中舘師)
ダートだった前走は早々に手ごたえが怪しくなり終わりましたので、改めて芝へ向かいました。
スッと好位につけるあたりやはりセンスのある馬だなと思えるのですが、体がしっかりとしていない分支えがなくなると辛くなるようです。
非常に悩ましいですが、脚元と相談しながら適度に使いつつ良くしていくほかないのではないかと思えますので、何とか少しずつでも変わっていってほしいと願っています。
このあとはこのまま山元トレセンへ放牧に出し、回復具合を見たうえで今後のことを検討していければと考えています。
脚元や背中の弱さを指摘してますが、不安で稽古もつけれないとコメント。
不安で稽古をつけれず…どう馬を強化して行けばいいのか、中館師の意図は不明ですがこの時点のコメントに心が正直折れました。
藤沢元調教師の言う馬本位を悪く言うつもりは無いですが、基本的に人間も馬もシッカリ努力して行かないと力が付かないと思っています。
どっちかというと松国信者な自分の意見ですが・・・
現状で失速する本馬に対して調教師が打つ手無し的なコメントに緩やかに終わりを待つ身になるのだなと悟りました。
エルフォルクへの思い
先に話した通り、出資馬選びの逆セオリーで選んだ仔
本来の選び方で指名できない仔でしたが、少し甘い考えで1つ勝ってあわよくばアワブラを期待してました。
色々とあり甘い考えを捨てましたが、この仔がいなかったらキャロットクラブに入会出来ていなかったですし他のキャロットクラブの馬に出資出来てなかった事を考えても感謝でいっぱいです。
競走馬としては大成出来なかったですが、第二の馬生に幸有らんことを祈っています。
※画像・コメントはキャロットクラブ様ホームページより。許可をいただき掲載しております。
※全て個人的な見解であり、投資は自己責任・自己判断でお願いします。